医薬品だけではもはやダメ15年先を見た経営を始める

住友化学に新卒で入社し、長らく経理畑を歩みました。経理というと細かい事務処理をイメージするかもしれませんが、合併や買収など「億円単位」が動く、ストラテジックな経理をずっと担当してきました。
2008年に大日本住友製薬に転じた後は、米国子会社や経営企画、開発や人事などを幅広く経験。今から振り返れば、社長を託すために意図的に育成してもらったのだと思います。
直前は代表取締役専務というナンバー2でしたが、社長とは全く重みが違います。トップはあらゆることを自分で決める必要があります。次元が異なる難しいポジションだと改めて痛感していますが、育ててもらった恩を返すためにはやらざるを得ません。当社を10年間率いた多田正世・前社長と比べると、まだ影が少し薄いのは自覚していますが、私は私の色を出していくだけです。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り830文字 / 全文文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料!
今すぐ会員登録(有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題
日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「新社長の独白」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?