逆風でもできることは多い 変化するニーズに対応する

<b>[ きむら・ひろき ]<br/>1984年慶応義塾大学卒業。同年4月、朝日生命保険入社。2012年執行役員財務・不動産専管部門長を経て、13年取締役執行役員資産運用統括部門長。17年4月から現職。55歳。</b>
[ きむら・ひろき ]
1984年慶応義塾大学卒業。同年4月、朝日生命保険入社。2012年執行役員財務・不動産専管部門長を経て、13年取締役執行役員資産運用統括部門長。17年4月から現職。55歳。

 生命保険会社は今、とても厳しい環境に置かれています。少子高齢化で、市場自体が縮小に向かうといわれ、運用面ではこれまで中核になってきた国債に金利がほとんどありません。生保はどうするのか、と問われ続けてきました。

 私はできることはたくさんあると思っています。日本の保険市場全体で考えると縮小は間違いないでしょう。でも、実際には我々が接触し切れていないお客様はとても多いのです。

 企業のセキュリティーが厳しくなり、保険の営業職員は以前のように職場にお邪魔してご説明しにくくなっています。一方で、大きな災害があり、その備えを心配される方も増えています。若い方の中には生保の営業職員に勧められるより、自分で必要な保障だけを探したいという人も多くなっています。

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