破綻の教訓を語り継ぎ大手とは異なる道を行く
![<span class="title-b">岩倉 昌弘</span>[いわくら・まさひろ]](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/15/268419/060100161/p1.jpg?__scale=w:320,h:401&_sh=0140520205)
ビジネスマンとしての“原点”を問われれば、2004年に当社の前身であるカネボウが実質的に経営破綻したことでしょう。私は大阪でせっけんや洗剤などホームプロダクツの営業部長をしていました。当時会社は、とにかく売り上げを伸ばして資金を作ることが最優先になっており、上司ともぶつかりました。異常な状況でしたね。取引先に大変な迷惑をおかけしました。
辞める社員も少なくありませんでしたが、私は最後までやり尽くして見届けたいと思っていました。まだ40代だったこともあり、破綻しても人生は続くと、楽観的でいられたのです。
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