経営とは居安思危 商社を「進化」させる
![<span class="title-b">鈴木 善久</span>[すずき・よしひさ]](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/15/268419/041000153/p1.jpg?__scale=w:320,h:398&_sh=0790590550)
いきなり岡藤さん(正広・会長CEO=最高経営責任者)の代わりにやれと言われたら逡巡したかもしれません。しかし、岡藤さんは残り、「中国中信集団(CITIC)やタイのチャロン・ポカパン(CP)、グループの事業会社の大物社長などは俺が仕切る。執行の責任はおまえが負ってくれ」ということで、覚悟を決めました。
1998年に丹羽さん(宇一郎・当時社長)の秘書になり、社長という仕事の大変さを思い知らされました。株価は200円を下回り大きな特別損失も出して、会社が潰れるかもしれないという緊迫感がありました。丹羽さんの机の横には山本五十六の「男の修行」の言葉が張ってありました。男は黙って耐える、というものです。「ああ、社長とはそういう仕事か」と思いましたね。
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