航空機から食肉牛まで モノの価値見極めるプロに
![<span class="title-b">橘 正喜[たちばな・まさき ]</span>](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/15/268419/032700151/p1.jpg?__scale=w:320,h:478&_sh=05206c0ec0)
もう6年以上も前のことになります。三井住友銀行の米州本部長としてニューヨークに駐在していた私は、大きな決断に迫られていました。部下が仕入れてきた情報によると、英国の大手銀が航空機リース事業の売却を検討しているというのです。三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)として、買収に動くべきか、否か……。
大型の航空機をつくる企業は世界に2社しかなく、市場は極めて安定しています。新興国の成長を考えれば移動需要の高まりも約束されたようなもの。とはいえ買収に必要な73億ドル(当時のレートで約5600億円)という投資額は大きく、東京の本社サイドも当初は慎重姿勢を貫いていました。
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