文系の若者を積極採用し、社内で育成することで現場作業員の外注費を削減。施工から監督まで幅広い仕事をできる人材を育て、受注の偏りに対応している。

東日本大震災の復興や東京五輪・パラリンピックのインフラ整備などの需要が高まり、土木建設業界は好景気に沸いている。しかしながら、深刻な人手不足や公共事業頼みで受注の波が大きいという根本的な問題は残されたままだ。
独自の経営戦略でその問題を乗り越え、成長を続けているのが地盤改良の専業であるSOEIホールディングス(東京都新宿区)だ。
日本は地下水が多く、建築物や地下構造物を作るための地盤工事には止水作業が欠かせない。同社の事業会社、双栄基礎工業は主に「薬液注入工法」で地盤の止水性や強度を高めている。
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