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企業の口コミサイトを国内で初めて開始。社長自ら投稿をチェックするなど、口コミの「質」にこだわりを見せる。データは金融機関による投資判断や企業向けコンサルティングにも利用されている。

元社員らの企業口コミ
転職者や就活生の情報源になるだけでなく、金融機関の投資判断にも使われる。組織コンサルティングへの活用も計画(写真=吉成 大輔)

 「会社を知るための最初のアプローチとして使っている」。就職活動中の法政大学3年の男子学生は、企業口コミサイト「Vorkers」のユーザーだ。

 サイトは企業について元社員、現役社員による口コミと、「待遇面の満足度」や「社員の士気」など8項目の評価点を掲示。独自のアルゴリズムで総合評価もつける。総合評価3.5以上は全体の1%程度という。転職希望者向けのサイトとしてスタートしたが、就活生の利用も多い。

 運営するヴォーカーズ(東京・渋谷)は増井慎二郎社長が2007年に設立。当時は国内唯一の企業口コミサイトだったが、その後エン・ジャパンなど上場企業も参入した。Vorkersのユーザー数は259万人、口コミ数は680万件と今なお国内最大級の規模。Vorkersを通じてユーザーが転職サイトで会員登録などをすると、1件5000円が転職サイトから支払われるビジネスモデルだ。