学校教育の現場で、一気に導入が進むアプリがある。機能そのものはシンプルでも、徹底して改善を続ける姿勢が高校のIT化を進めた。

リアルタイムに連携
班ごとに討議した内容のまとめをiPadで撮影し、黒板に投影。ITの活用で、授業や学校運営が変わりつつある(写真=陶山 勉)

 「議論した結果を写真に撮って送ってください」。都立町田高校で、教師が教室に向かって呼びかける。生徒たちが手にしているのは米アップルのタブレット「iPad」だ。

 生徒が書き込んでいたプリントを撮影し、iPadの画面を数タップすると、撮った写真が黒板に映し出された。教育向けアプリ「Classi」の機能だ。「じゃあ3班の議論から見てみよう」。映像を見ながら、教師が授業を続ける──。

 町田高校では2017年度からClassiを使い始めた。スマートフォンなどで使える教育用アプリは複数あるが、Classiはテストなど生徒個人の勉強に加え、授業で使用するデータの管理や共有などのシステム、教師から保護者や生徒への連絡送信機能、テストの自動採点などの幅広い機能が組み込まれている点が特徴だ。

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