海外への出張や旅行で使い切れずに日本へ持ち帰った外貨の小額紙幣や小銭。それらを手軽に電子マネーに交換できるサービスを全国の空港などで提供して急成長する。

<span class="title-b">外貨を手軽に交換できる</span><br />出張や旅行で使い切れなかった海外の紙幣や硬貨を端末に投入。レートに応じて、使い慣れた電子マネーなどに交換できる<span class="text-s">(写真=大槻 純一)</span>
外貨を手軽に交換できる
出張や旅行で使い切れなかった海外の紙幣や硬貨を端末に投入。レートに応じて、使い慣れた電子マネーなどに交換できる(写真=大槻 純一)

 昼夜を問わず混雑する羽田空港の国際線ターミナル2階。海外から帰国した人や日本を訪れる外国人が荷物を受け取って出てくる到着ロビーの一角に、大きなタッチパネルの液晶画面がついた緑色の端末がある。

 出張帰りのビジネスマンやスーツケースを引いた旅行者が次々にこの端末に立ち寄っては、紙幣や硬貨を投入していく。

 それがポケットチェンジの端末だ。海外への出張や旅行の際に余った外貨を、普段から使い慣れた電子マネーやギフトカード、クーポンなど同社が提携する約20種類のサービスの中から選んで交換できる。日本でこうした取り組みは初めてという。

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