天然のアロマ(香り)で空間を演出し、ホテルや商業施設のホスピタリティーを向上させる。室内での人の行動や空調の条件に応じて香りを効果的に導入できる技術力を強みに、海外にも打って出る。

オリジナルの香りで空間を演出
全日本空輸(ANA)の運営する空港ラウンジ()や「レクサス青山」()をはじめとする全国のショールームなどを香りで演出。顧客の要望をくみ、天然精油を調合してオリジナルの香りを作る(下)
(写真=都築 雅人)

 東京・青山通り沿いの高級車ディーラー「レクサス青山」。店内に入ると、キク科のハーブ、カモミールを中心としたやさしい香りが漂う。奥に進むにつれて香りは弱まり、待合スペースで微かに感じる程度になる。

 レクサスは2005年の日本での開業時に、「高級感のある空間づくり」を目指して基幹店に香りを試験導入。その結果、「お客様、特に女性の方から大変な好評を受け、全店で導入することになった」(東京トヨペット広報)。香りが、ブランドイメージを向上させる手段の一つとなっている。

 香りを手掛けたのは、アットアロマ(東京・世田谷)。商業施設やホテル、オフィスなど国内外3000カ所以上でアロマ(香り)サービスを展開する。