子どもの命を預かる保育士の業務は、精神的にも肉体的にもハードだ。IoTを使い保育士の負担を軽減するとともに、蓄積したデータでより良い保育を目指す。

乳幼児の胸元のバッジ型センサーで体動の有無や体の傾きを測定。タブレットに送信され、うつぶせ寝の事故などを防ぐ
「ピピピッ」。乳児がスヤスヤと眠る保育園の一室でアラームが鳴る。乳児の一人がうつぶせになっていることを知らせる警報だ。うつぶせ寝は窒息死の原因にもなる。音を聞いた保育士が急いで駆けつける。乳児の危険を感知して知らせたのは、胸元の小さなバッジだ──。
IoTを利用したこの新たなサービスは「るくみー午睡チェック」。2018年からの実用化、販売に向けて、現在10の保育施設で検証中だ。
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