「スキー場の再生請負人」と呼ばれる企業がある。長野県白馬の岩岳、八方尾根などで8カ所を運営。夏や秋でも楽しめる「マウンテンリゾート」に転換することで、国内外からファンを呼び込んでいる。

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10月初旬に白馬で開業させた北アルプスを見渡せるテラス(左上)。夏や秋に楽しめるスリリングなアトラクション(右下)も人気 |
「想像以上にすごい景色」「山に手が届きそう」。冬のスキーで有名な長野県・白馬岩岳の山頂付近。10月初旬に開業したテラス施設「ハクバ マウンテンハーバー」に足を運ぶと、来訪者からそんな声が聞こえてきた。北アルプスの絶景が迫り、雪山と紅葉が同時に望める。開業した10月6日からの3連休で、約4500人を集めた。
運営するのは日本スキー場開発の子会社、白馬観光開発(長野県白馬村)。「夏秋シーズンで1日平均1500人の来場は過去にないことだ」と同社の和田寛社長は手応えを語る。雪がある冬に営業するイメージの強いスキー場を、夏や秋でも楽しめる施設に変えて集客するのが、日本スキー場開発の戦略。同様の施設を他に2カ所開業させている。
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