多くの個人にとって最大の借金が住宅ローン。借り換えた方が得であることが多いが、借り換え率は低い。その借り換えを診断して最適化し、必要な手続きを代行することで、サービスの利用件数を伸ばしている。

<span class="fontBold"><span class="title-b">電話で借り換えを相談</span><br />住宅ローンの借り換えでどれぐらいのメリットが出るかを相談できる。相談は金融機関での勤務経験を持つスタッフなどが担当</span>(写真=北山 宏一)
電話で借り換えを相談
住宅ローンの借り換えでどれぐらいのメリットが出るかを相談できる。相談は金融機関での勤務経験を持つスタッフなどが担当
(写真=北山 宏一)

 「いま住宅ローンを借り換えたら、支払総額が500万円低くなりますよ」。東京・大手町のビルにあるコールセンターでは、住宅ローンの借り換えに関する相談電話が鳴る。

 MFS(東京都千代田区)が提供するのは住宅ローンのマッチングサービスだ。顧客が抱える住宅ローンの内容を基に、他行に借り換えたら、ローンの支払額がいくら削減できるかを診断し、借り換えに必要な手続きを代行する。借り換えが成立したら、削減額の10%を成功報酬として受け取る。顧客にとっては、住宅ローンの削減効果を得られるだけでなく、金融機関との面倒な交渉なども行わずに済む。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1967文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「フロントランナー 小なれど新」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。