2020〜30年にピークを迎えるとされるインフラの老朽化。メンテナンスの効率化は待ったなしの課題だ。 京都マテリアルズのインフラ向け防錆塗料は、サビの被膜でサビを防ぐという独自の技術で注目を浴びている。

<span class="fontBold"><span class="title-b">インフラ老朽化を防ぐ</span><br />サビを金属イオンで安定化させ、増殖を防ぐ。サビは被膜となって水や酸素を遮断し、母材の腐食を食い止める。</span>(写真=山本 さとる)
インフラ老朽化を防ぐ
サビを金属イオンで安定化させ、増殖を防ぐ。サビは被膜となって水や酸素を遮断し、母材の腐食を食い止める。
(写真=山本 さとる)

 バツ印の傷がついた2枚の鋼板。左には水や酸素を遮断する樹脂を用いた通常の防錆塗料、右には京都マテリアルズ(京都市)が開発した「パティーナロック」が塗布してある。2枚の鋼板に同様に計720時間、塩水を噴霧した結果が上の写真だ。

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