陸上やテニスなどの競技用車いすで国内シェア首位を誇り、日常用車いすの販売につなげている。高い技術力を生かし、2年後の東京パラリンピック(パラ五輪)で世界進出に弾みをつける。

剛性を保てる限界まで軽量化し、機動性を高めた。選手の体格に合わせてカスタマイズする。国枝慎吾選手も愛用(写真)(写真=アフロ)
「カモン!」。6月に開かれたテニスの全仏オープン車いすの部で優勝を決めた瞬間、国枝慎吾選手はコート上で喜びを爆発させた。優勝と同時に世界ランキング1位にも返り咲いた。試合後のインタビューでは「前回1位だった2年前の自分よりも強くなっている」と自信をみなぎらせた。
国枝選手の復活劇を陰で支えたのはオーエックスエンジニアリング(千葉市)。国内の競技用車いす市場で5割近いシェアを握るトップメーカーだ。
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