簡単に外せないことを突き詰めたナンバープレートの盗難防止ネジが売れている。元公務員の社長が開発したネジはテロ対策のニーズにも合致し、用途を広げている。

元公務員の社長が作ったナンバープレートの盗難防止ネジがヒットを続けている。神戸市に本社を置くユーロックテクノパーツの「JCCロック」だ。
一般的なネジは、ドライバーやレンチを使って締めたり緩めたりする。それに対してJCCロックはそうした道具では外すことができない。ユーロックテクノパーツの竹中福康社長は、「盗まれたナンバーが別の車両に取り付けられ、犯罪に使われるケースが続発している。ナンバーを再発行する手続きが煩わしいこともあり、盗難を防ぎたいというニーズがあると考えた」と語る。
JCCロックの価格は、前後2つのナンバーを留めるネジが入ったセットで1080~1620円ほど(税込み)。2015年は33万セットを販売し、2016年は36万セットの販売を見込んでいる。
●売上高とナンバープレート用ネジの販売セット数の推移

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