30万円超のブランドバッグが月6800円で借りられるシェアサービスを展開する。バッグを貸し出す人にレンタル料が入る仕組みも構築し、利回りの高さでも関心を集める。

返却されたり預けられたバッグは、全てスタッフが点検をする。プロが全て修繕するので、個人管理よりも長く使えるという

バッグのサイズなどに合わせて箱のサイズが少しずつ違う。デザインは季節ごとなどで変わる
「その時の気分や洋服に合わせてバッグも選びたいから、ほぼ毎週、違うブランドバッグで出勤しています」。アパレル系の企業に勤めるある女性は、昨日届いたばかりというバッグを持ってそう話す。いくつもブランドバッグを買えるような富裕層ではない。バッグのシェアリングサービス「ラクサス」を使って借りているのだ。
このサービスを運営するラクサス・テクノロジーズ(広島市)の児玉昇司社長は、「妻が『出かけるのに持っていくバッグがない』と言っていたのが事業のキッカケ」と振り返る。“バッグがない”という言葉が意味しているのは、正確には「出かけるのに新しいバッグが欲しいが、買えずにいるということ」(児玉社長)だ。
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