社員の顔写真をベースにした人材管理サービスで企業の人事課題を解決する。人材マネジメントにITを活用する「HRテクノロジー」で企業の支持を集めて成長を加速する。

一人ひとりを「顔」で管理
一人ひとりを「顔」で管理
社員の顔写真を撮影してアイコンにし、それをデータベース化して、人事情報を一元管理する(写真=都築 雅人)

 企業のトップにとり、従業員との信頼関係を構築し、能力や経験に応じて役割や業務を割り振るのは最も重要な仕事の一つだ。ただ、従業員が増えたり、事業が多様化したりするのに伴い、それをいかに効率的に実現するかは大きな悩みのタネとなる。

 そんな課題に対し、文字通り「顔が見える経営」の支援によって成長しているのが、人材管理ツールのクラウドサービス「カオナビ」を手掛けるカオナビ(東京都港区)だ。同社のユニークなビジネスモデルは大手企業も注目する。人材マネジメントにIT(情報技術)を活用する「HRテクノロジー」の分野で存在感を高めている。

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