安価な中国製タオルの台頭で産業消滅の危機にひんした「今治タオル」を復活させた立役者。地道な技術革新に取り組み、価値を丁寧に伝えることで、新たな市場を切り開いた。

<span class="title-b">タオル専用の「糸」まで独自開発</span><br />綿花の産地インドの紡績メーカーの協力を得て開発した「タオル専用の糸」を使い、柔らかく吸水・速乾性が高いタオルを実現。厳しい品質管理ノウハウに強みを持つ(写真=宮田 昌彦)
タオル専用の「糸」まで独自開発
綿花の産地インドの紡績メーカーの協力を得て開発した「タオル専用の糸」を使い、柔らかく吸水・速乾性が高いタオルを実現。厳しい品質管理ノウハウに強みを持つ(写真=宮田 昌彦)

 「高品質なタオル」といえば、今治──。今では高級タオルの代名詞として広く知られる「今治タオル」ブランドを、先頭に立って作ってきたのが、タオル製造国内最大手の藤高(愛媛県今治市)だ。来年創業100年を迎える、産地で一番の老舗である。

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