大根やニンジンを“麺”にするピーラーなど、独創的なキッチン用品を相次いで商品化している。利用者の不便や不満を解消する商品の開発力を磨き、ヘルスケア分野も開拓する。

波状の刃で野菜の表面にひだをつけ、軽い歯応えにするピーラー。持ち手のリングの中に指を入れれば手が滑らない(写真=下:竹井 俊晴)


皮をむいた大根に、波状の刃を2枚組み合わせたピーラー(皮むき器)を当て、手前に引く。すると大根が、断面の丸いなめらかな麺のように姿を変える。この“大根麺“に、レトルトのパスタ用カルボナーラソースをかけると、ヘルシーでも味にコクのある大根サラダが完成する。
このピーラーは、キッチン用品などを手掛けるレーベン販売(横浜市)が昨年11月に発売した「ののじ ヌードルピーラー」。片方の刃で食材を押さえ、もう一枚の刃で食材を削ることで、野菜を麺のように加工する。価格は1296円(税込み)するが、10万本弱を売る人気商品になっている。当初は「東急ハンズ」や専門店に限っていた販路を、6月から量販店などに拡大することで、年間50万本の販売を見込む。
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