IoT(モノのインターネット化)の流れを受け注目が高まる半導体センサーの製造現場を「小型化」。世界唯一の接合技術を武器に、元電機大手社員らが苦難の末に立ち上げた企業に、今、注文が殺到している。

(写真=佐々木 譲)
(写真=佐々木 譲)
<span class="fontBold"><span class="title-b">低温で接合できる</span><br />温度に弱い素材でも、コネクテックジャパンの技術を使えば、熱で素材を変形させずに、半導体チップを接合できる</span>(写真=佐々木 譲)
低温で接合できる
温度に弱い素材でも、コネクテックジャパンの技術を使えば、熱で素材を変形させずに、半導体チップを接合できる
(写真=佐々木 譲)

 幅2.5m、奥行き0.8mの卓上に置かれた3台の装置。その上で、半導体チップが次々と基板に接合されていく──。半導体に詳しい読者であれば、この装置のすごさがお分かりだろう。なぜなら通常の半導体の組み立て装置はもっと大掛かりで、幅200m、奥行き100mもの巨大工場で生産されるからだ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2072文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「フロントランナー 小なれど新」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。