3カ月で会費45万円の英会話。1カ月以内なら無条件返金に応じるのは自信の表れだ。TOEICスコア300点アップは当たり前。理論に裏付けされた指導法が口コミで広がっている。

90日45万円の英語“ジム”
90日45万円の英語“ジム”
完全マンツーマンで90分のトレーニングを週2回。毎日トレーナーからLINEでメッセージが届き学習成果を報告するという英語の“ジム”(写真=吉成 大輔)

 マンツーマンの英会話レッスンで、「パーソナルトレーナー」と呼ぶ講師の女性が取り出したのは意外なアイテムだった。

 「この入浴剤、すごく良いので使ってください」。受講生が状況をのみ込めずにいると、講師はこう続けた。「お風呂に入るのが好きだと前に言っていたから。それから、一緒にこれを持ってお風呂に入ってくださいね」。取り出したのは、水に濡れても破れたりしないように加工された英単語帳だった。

 これは、教育ベンチャーである恵学社が展開する英語ジム「イングリッシュカンパニー」の一コマである。

 コースは90日間の短期集中型のみで、全てマンツーマン。会費はなんと45万円だ。90日で525点が810点、60日で785点が935点──。冒頭のような独特の仕掛けで受講者のTOEICのスコアが次々に上がったことが口コミで広まり、高額にもかかわらず会員数がうなぎのぼりで増えている。

 ジムだけに教室をスタジオと呼ぶ。その数は2015年の開校以来、8カ所まで増えた(17年5月時点)。受講希望をさばき切れず、スタジオによっては順番待ちの状態だ。17年3月期の売上高は6億9000万円。1年で約2倍に伸ばした。

口コミで会員はうなぎのぼり
●四半期ごとの延べ会員数の推移
口コミで会員はうなぎのぼり<br /> ●四半期ごとの延べ会員数の推移
続きを読む 2/3 「知識とスキルは全く違う」

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2223文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「フロントランナー 小なれど新」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。