ゴミとして捨てられていた卵の殻を原料にしたスポーツ用の白線などの商品を次々に開発。天然素材で、安全性が高く、環境にやさしいといった特徴が支持され、利用が拡大している。

卵の殻を乾燥させて粉砕(左下)。スポーツ用の白線として再生する。「天然素材で安全性が高い」と語る下浩史社長(上)(写真=上・左下:菅 敏一)
カキーン。ピッチャーの球を打ったバッターが、1塁に向かって「白線」沿いを勢いよく走っていく。野球でよく目にするシーンだ。サッカーやテニス、陸上競技などでも使われる白線は、かつては消石灰(水酸化カルシウム)を使っていた。だが、目に入って障害が起きたり、皮膚がかぶれたりする問題が頻発。最近は、炭酸カルシウムなどの代用品に置き換えられている。
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