コインロッカー代わりに、街の様々な店舗で荷物を預かるサービスを展開。大きな荷物を抱えて移動する旅行者をコインロッカー探しのストレスから解放する。

ツタヤの店員が荷物を撮影。写真付きの預かり証が即座にメールで届く。返却時も荷物を確認しやすく効率的な作業が可能(写真=北山 宏一)
「明日まで2日間、スーツケースを預ける。これから温泉に行ってくるよ」。2月の平日、東京・新宿駅近くのツタヤの店舗に現れたのは香港から2度目の訪日観光中という20代のカップル。かさばるスーツケースをカウンターで店員に預けると、身の回り品だけ抱え、足取りも軽やかに雑踏へ消えていった。
彼らが利用したのはecbo(エクボ)が手掛ける会員制の荷物預かりサービス。新宿界隈では買い物や東京観光はもちろん、多摩方面へのミニ登山などでの利用も少なくない。
口コミや主要駅でのチラシ、外国人向けの媒体などで認知度が向上するにつれ、顧客層が拡大。現在、70を超える国の人が会員登録しており、利用の7割程度を外国人が占める。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1917文字 / 全文文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「フロントランナー 小なれど新」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?