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 1969年10月に創刊した日経ビジネスは2019年、50周年を迎える。高度成長を終えた日本経済はニクソンショック(1971年)をきっかけに円高へ転換、激動の時代に入る。70年代は2度のオイルショック、80年代には超円高とバブル。一転して90年代はバブル崩壊から金融危機へ。2000年代に入るころにはデフレに見舞われ、「失われた30年」と呼ばれるまでになる。今号からは、この半世紀、日本経済に何が起き、今にどうつながってきたのか。本誌はどう報じてきたのかを連載する。まずは1970年代から。初回は個性の強い創業者たちが続いた異能経営者の時代を振り返る。

1969年10月 創刊号
月刊誌としてスタートした日経ビジネス創刊号の特集は、戦後初めて本格的に先進国に進出し始めた日本企業の経営を不安視する内容だった。

 「これは後発のホンダが米ビッグ3と並ぶ千載一遇のチャンスだ」