2020年度に小学校で必修となるプログラミング教育に多くの企業が商機を見いだす。夏休みシーズンをにらんで、講座を相次ぎ開設。教室では子供たちの歓声が上がる。産業競争力を左右するIT人材を輩出できるか。ブームで終わらせない工夫も必要だ。

キッザニア東京内のNTTドコモパビリオンでは7月から対話型ロボットを使ったプログラミング体験を開始 (写真=陶山 勉)

 ロボットがしゃべった! スゴイ!」。東京・豊洲にある子供向け職業・社会体験施設「キッザニア東京」。今月7日にNTTドコモがリニューアルオープンした「ロボット研究開発センター」は連日、男の子を中心とした歓声で沸いている。

 体験できるのは対話型ロボットを使ったプログラミング。携帯電話店で働く「受付ロボット」と「窓口ロボット」の接客プログラムを作る。

ネットの調査では憧れの存在に
●男子中学生が将来なりたい職業
(出所:ソニー生命保険)
プログラミング教室の市場規模はまだ小さい模
●主な習い事の国内市場規
(出所:矢野経済研究所(2015年度)、プログラミング教室(16年度)は 本誌推定)

 それほど難しい作業ではない。タブレットにある専用アプリを使ってロボットの発言や動作を示した約50種類の「ブロック」を組み合わせるだけだ。

 ドコモはキッザニア東京でこれまでは携帯電話店を展開していた。施設内で使用できる専用の携帯電話の貸出業務を子供たちは体験できた。だが、「見守り携帯」など子供向け携帯電話の普及を受けて来場者は減少基調。「当社が持つAI(人工知能)技術を生かしてプログラミングの楽しさを伝える場にしたい」(プロモーション部の小野浩司担当課長)とリニューアルに踏み切った。