違法な長時間労働、賃金不払い、パワハラ…。いまだに絶えないブラック企業。そうとは知らずに入社してしまうと、取り返しのつかない事態に陥るかもしれない。ブラック企業に近づかないために、独特の“ニオイ”をかぎ分けよう。

社員の過労自殺が社会問題化した電通(写真=共同通信)

 過重労働により新入社員が自殺した事件を受けて、労働環境への関心がかつてなく高まっている。連合のシンクタンク「連合総合生活開発研究所」が2016年10月に発表した報告書では、「自分の勤務先がブラック企業だと思う」と回答した人は24.6%に達し、3年前より7.4ポイント上昇した。

 この質問で定義されたブラック企業とは「違法または悪質な労働条件で働かせ、違法な長時間労働、残業未払い、パワーハラスメント、極端に離職率が高いなどの特徴がある企業」だ。労働問題に詳しい専門家に取材しても、おおむねこうした状態をブラック企業と呼ぶことが多い。