看板政策の頓挫や共和党議員との舌戦、税制改革の勝利、腹心との絶縁──。この1年を振り返ると、トランプ政権はジェットコースターのように乱高下した。中間選挙を控えた2018年はどうなるのだろうか。

(ニューヨーク支局 篠原 匡、長野 光)

(写真=Bloomberg/Getty Images)
振り回される企業はツラいよ 乱高下も“収支”はプラス

 「この1年間、ドキドキしながら米国を見ていたが、ふたを開ければ現実的な方向に進んだと思う。事業という観点でいえば悪い影響はなかった」

 三菱電機の国際本部長を務める松下聡常務執行役はこう語ると安堵の表情を見せた。昨年1月20日にトランプ政権が発足して以来、この1年は朝起きるとまず米国の状況をチェックしては一喜一憂する日々だったからだ。