1月以降はインターンシップや業界研究会など重要なイベントが目白押しになる。 実質的な選考が始まっているとも言えるが、志望企業の社員と会う機会は貴重だ。 せっかくのチャンスで何を聞けばいいのか、どう行動すればいいのかを知ろう。

 大企業の説明会が正式に解禁となる3月を前に、各社のインターンシップや業界研究セミナーが目白押しとなるのが1〜2月だ。大半の企業が「選考とは関係ない」と説明するが、そのまま信じてはいけない。日用品大手の人事担当者は「経団連への配慮から大きな声では言えないが、インターンで優秀だと思った学生には別ルートでの選考を早める」と本音を明かす。

 インターンシップは本来、学生が企業で一定期間働くことで就業経験を得られる制度だ。ある程度長く働かなければ志望する企業や職種の理解が深まらないため、大学3年・大学院1年時の夏休みなどを利用するパターンが多かった。だが、最近は半日〜1日という短期のインターンも増え、実態は会社説明会や1次選考の場となっている。

 それでもインターンに参加する意義は大きい。第1のメリットは、企業はインターンに参加する就活生を評価していること。「インターンシップに参加している=早くから自分で考えて行動する」と前向きに捉えており、この良いイメージを生かしたい。

 「毎朝遅刻せずに来て、きちんと挨拶する。そんな社会人としての基本ができている学生の評価は自然と高まる」(大手保険会社)。ただ、「不自然に大声で挨拶したり、話を聞くときに大きくうなずいたりする就活生は毎年いる。そんなの普段やってないでしょ! と突っ込みを入れたくなる」(大手商社)と、奇をてらった言動は注意したい。

 インターンを通じて人事担当者や若手社員とつながりができるのもメリットだ。その企業のことをより深く知りたければ、会った社員に別の人を紹介してもらうという手も有効だ。

 第3のメリットは横のつながりだ。インターンで知り合った就活生同士でLINEなどでグループを作っておけば、情報交換のツールとして役に立つ。「早い時期からインターンに参加している学生は就活に積極的で、自分の大学では知り得ない情報もたくさん教えてもらった」(私立大学の女子学生)。他の就活生が頑張っていることを知れば、刺激ともなる。