開発する配車アプリを47都道府県に展開し、7万台をカバーするまでに成長した。自動運転技術が普及すると、タクシーは人間に限らず「何でも」運ぶ存在に進化すると説く。車載カメラで集める映像データを活用し、新サービス創出にかける。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=陶山 勉)
PROFILE
[かわなべ・いちろう]1970年生まれ。93年慶応義塾大学経済学部卒業後、米ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院でMBA取得。マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンを経て2000年に日本交通入社。05年、同社社長に就任。15年、社長を務めていたIT子会社の日交データサービスをJapanTaxiに改称、日本交通会長に就任。全国ハイヤー・タクシー連合会の会長を務める。

 問 最近、都心ではなかなかタクシーを拾えませんよね。夕方の時間帯は特にひどい。高い料金を払ってでも乗りたいビジネスマンは多いと思うのですが、運賃を変えるのは難しいのでしょうか。

 答 10月から国土交通省と始めた実証実験の狙いは、まさにそれです。まずはタクシーを呼ぶ際の迎車料金を変動させようという試みです。

 問 混んでいる時は高くなる。