2023年にアーティストを連れて月周回旅行、バスキアの絵画購入など話題に事欠かない。ファッション販売サイト「ZOZOTOWN」で順調に成長してきたが、今年から大きく戦略を転換。目指すはブランドではなくインフラと言い切る。その真意を聞いた。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=的野 弘路)
PROFILE
[まえざわ・ゆうさく]1975年千葉県生まれ。早稲田実業学校卒業後、渡米。バンドでメジャーデビュー。輸入CD・レコードのカタログ販売を開始し、98年有限会社スタート・トゥデイを設立。2000年バンド活動を休止し株式会社へ組織変更。04年ファッションブランドを集めたショッピングサイト「ZOZOTOWN」開設。07年東証マザーズ、12年東証1部上場。18年1月プライベートブランド「ZOZO」を発売、10月社名を「ZOZO」に変更。

 問 2023年に月を周回旅行すると発表しました。なぜ行こうと思ったんですか。

 答 昔からアドベンチャー好きで、天体も好きだったんですよ。ハレー彗星(すいせい)が来た時は10~11歳でしたが、毎晩のように双眼鏡を手に空を見上げていました。そんな僕に5年ほど前、ある海外企業からオファーが来たんです。ISS(国際宇宙ステーション)に10日間ぐらい滞在できるというものでした。

 過去にも民間人で行った人がいると聞いてお断りしたら、次はアポロ8号のように月の裏側を回って帰ってくる周回軌道で民間人初だと。興味を持ちましたが、スケジュールが大幅に遅れ出した。そんな時に米スペースXの話が持ち込まれたわけです。