人口減と市場縮小という逆風の中で、14期連続で営業最高益を更新している。在庫管理が難しい靴ビジネスで、あえて非効率な生産・輸入を手掛けることが競争力の源泉。実店舗とネット通販の連携や、アジア事業に今後の成長を賭ける。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=陶山 勉)
PROFILE
[のぐち・みのる]1965年岐阜県生まれ。88年中央大学経済学部卒業後、シヤチハタ東京商事入社。91年インターナショナル・トレーディング・コーポレーション(現エービーシー・マート)入社。2000年取締役営業本部長、04年常務。07年から社長。

 問 2018年2月期まで14期連続で営業利益が過去最高を更新しています。靴の国内市場が縮む中で、業績を伸ばし続けられる要因は何でしょうか。他社との最大の違いはどこにありますか。

 答 靴小売りのイメージが強いかもしれませんが、我々の一番の強みは自分たちで商品を企画し、生産できることにあります。もともと様々なブランドと契約したり、ブランドを取得したりして、靴を生産し、外部の小売りに卸売りする事業が主力でした。当社が持っている『ホーキンス』や『ヴァンズ』などのブランドもそのように卸売りをしてきました。

 問 卸中心から小売り主体のビジネスモデルへの転換はどのように進めたのでしょうか。