2010年の「アイサイト」のヒットなどで販売台数が急拡大。今年、100万台を突破した。クルマの主流は今、エンジン車からEV(電気自動車)へと急速にシフトし始めている。EVを造っていないスバルは変化の時代を生き残れるのか。
(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

私が空飛ぶクルマを「やっていい」と言ったら、
航空宇宙部門はその瞬間に始めてしまいそうです(笑)。
問 6月の株主総会で2人の専務が退任しました。その際に涙をこらえているように見えたと記者に聞きました。
答 そんな場面までよく見ていますね。武藤直人は1977年入社で私と同期、髙橋充は78年入社で2人とも私と同年代です。この10年間は彼らとのチームワークで経営してきたので、株主から退任の承認をもらう時は、どうしても胸に込み上げるものがありました。
髙橋には財務を見てもらっていました。技術のみんなが『良いクルマを造りたい』とバンバン投資しようとすると、髙橋が厳しい顔でビシッと抑える。嫌われ役を買って出てくれていたのです。
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