日清食品ホールディングスが新中期経営計画で「時価総額経営」を打ち出した。中国などの「BRICs」を中心に海外事業を加速し、2020年度に時価総額1兆円を目指す。「シーフードヌードル」を世界ブランドに育成し、世界市場攻略の武器にする。

(聞き手は 本誌編集長 飯田 展久)

(写真=的野 弘路)
(写真=的野 弘路)
PROFILE
[あんどう・こうき]1947年10月生まれ。71年に慶応義塾大学を卒業、米コロンビア大学留学などを経て73年に日清食品(現日清食品ホールディングス)入社。「日清焼そばU.F.O.」などの大ヒット商品を手掛け、1985年に父の安藤百福氏から社長を引き継ぐ。菓子や冷凍食品など事業の多角化を推進する一方、中国などでの海外事業を強化。2010年からは国際連合の機関、国連世界食糧計画(WFP)協会の会長を務める。

BRICs中心に海外開拓の基礎はできた。
消費増税は一律10%で実施すべきだ。

 問 2020年度までの新しい中期経営計画では、時価総額を大きな指標として導入しましたね。

 答 2020年度に時価総額を1兆円(現在は約6500億円)に引き上げる目標を掲げました。売上高、利益を指標とする企業もありますが、時価総額を企業価値として評価するのが最もふさわしいということです。焦点となるのがEPS(1株当たり利益)。今後5年間で年率10%成長を目指します。

次ページ 真のグローバルブランド育成