株主提案した自身を含む6人の取締役選任案が通り、3月に会長に就任した。シンガポールでファミリービジネスを手掛けながら、1部上場企業のかじ取り役を担う。なぜ、日本の伝統企業を手中に収めようとしたのか。赤裸々に語った。
(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

問 3月の日本ペイントホールディングス(HD)の株主総会で会長に選任されました。ご自身を含む6人を取締役候補とする1月の株主提案が通った結果です。これで取締役会でゴーさんが推薦した人たちが過半を占めるようになったわけですが、そもそもどういう経緯でこうなったのでしょうか。
答 今回というより、長い間、会社には株主利益をもっと考えてもらいたいと思ってきました。いつから思っていたかというと、ずっと前からなので正直覚えていません(笑)。日本ペイントは本当にいい会社だからなおさらです。だから今回、株主利益を最大化することに共感してくれる社外取締役5人を推薦しました。
問 なぜこのタイミングで株主提案を出したのでしょう。
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