起業から20年、競争の激しいネット通販市場で確固たる地位を築いた。中国では既に有名経営者の一人だが、業界2位に甘んじるつもりはない。日本企業との縁も深い劉氏が見据える未来とは。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=竹井 俊晴)
PROFILE
[Liu Qiangdong]1974年、中国江蘇省宿遷市生まれ。中国人民大学社会学系卒。日系企業で働いた後、98年に北京・中関村の電子製品市場で光ディスクなどを販売する店舗を開業。多店舗化するほどの成功を収めるも、2004年にECへ事業を転換、現在に至る。15年にネット上で「?茶妹妹」として人気を集めていた章沢天氏と結婚して話題となった。

 問 中国のネット通販市場ではアリババ集団がトップシェアですが、急速にその差を詰めているようですね。

 答 2004年にEC(電子商取引)を始めてから、京東の成長スピードは一貫してライバルの2倍以上です。今も成長率は彼らより高い。なので、4年以内に私たちのネット通販サイトが、(アリババの)『天猫(Tモール)』を抜けると考えています。中国最大のBtoC(企業・個人間)のネット通販プラットフォームになるのです。

 問 ライバルを超える、京東の強みはどういった点にあるのでしょうか。