月間利用者は約7100万人と、日本最大のコミュニケーションツールとなったLINE。次の戦略分野に掲げるのが、世界的プレーヤーもしのぎを削る音声AI(人工知能)だ。米グーグルなど巨人たちとの戦いも予想される中、どう生き残るのか。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=竹井 俊晴)
(写真=竹井 俊晴)
PROFILE
[いでざわ・たけし]1973年、長野県生まれ。96年に早稲田大学政治経済学部を卒業、朝日生命保険入社。2002年に旧ライブドアの前身であるオン・ザ・エッヂに転職。06年の「ライブドア事件」を経験し、07年に新生ライブドアの社長に就任。12年にNHNジャパン(現LINE)との経営統合により同社取締役。事業の多角化などを主導し、15年から現職。

「インフラ」の強みを生かし、サービスを改善し続ける。
グーグルとの戦いは「ダビデとゴリアテ」のようなもの。

 問 LINEは国内のコミュニケーションツールとして、最大のプラットフォームといえる存在になりましたね。

 答 現在、日本においては月間のアクティブユーザーが約7100万人となり、グローバルでは約2億人の方々が利用しています。会社の価値の源泉はまさに皆さんに毎日LINEを使っていただくということですので、その点が一番重要だと考えています。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り4178文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「インタビュー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。