事業会社、地方自治体などと独自の提携関係を構築、「つながり」を拡大している。営業職員による従来型の保険販売が難しくなる一方で、国内は人口減で市場が縮小。つながりで新たな販売力と商品開発力を高め、新たな生保会社の姿を目指す。

日本調剤の梅屋敷薬局には今年5月、店内に第一生命の保険を販売するブースができた(写真=菊池 一郎)
東京都など自治体との提携も広げている。その活動の一つとして婚活パーティー(上)まで実施するほか、大手企業と地元企業との商談会(下)なども開いている(写真=菊池 一郎)
大幅に利益を押し上げた
●第一生命ホールディングスの純利益推移
注:2010年3月期は相互会社で、数字は株式会社の純利益に当たる「当期純剰余」。修正利益は、のれんの償却費など会計上の費用・収益を最終利益から除いたもの。現金ベースの配当可能利益といえる。第一生命ホールディングスはこれも重要な指標としており、数年先に3000億円を目指している
出所:第一生命ホールディングスの資料を基に本誌作成

 「健康診断の結果を出してもらえれば生命保険の保険料が安くなるかもしれませんよ」

 「1234さ~ん、お薬です」

大幅に利益を押し上げた
●第一生命ホールディングスの純利益推移
注:2010年3月期は相互会社で、数字は株式会社の純利益に当たる「当期純剰余」。修正利益は、のれんの償却費など会計上の費用・収益を最終利益から除いたもの。現金ベースの配当可能利益といえる。第一生命ホールディングスはこれも重要な指標としており、数年先に3000億円を目指している
出所:第一生命ホールディングスの資料を基に本誌作成

 東京都大田区の京急線梅屋敷駅前。下町風情漂う商店街の入り口に立つ調剤大手、日本調剤の梅屋敷薬局に一歩入ると不思議な光景が広がる。

 外から見ると、ごく普通の調剤薬局だが、中に入ると店舗の真ん中に低い間仕切りがあり、右が調剤薬局、左が保険の販売ショップに分かれている。1つの店に、全く異なる2つの機能を併設しているのである。