コンビニエンスストアの食品や、菓子、パン、加工食品メーカーの商品を技術力で支えている。大手油脂メーカーがコモディティー化で収益悪化に苦しむ中、独自路線で成長してきた。技術系から交代した営業系の社長が、人口減と大企業病に挑む。

(写真=3点:陶山 勉(チョコパン、チョコケーキ、乳酸菌飲料))

 コンビニエンスストア(コンビニ)に入る。暑い季節はざるそば、冷やし中華、それとも定番のおにぎり。甘味ならば、アイスクリームにチョコレートバー、ドーナツ、生クリームケーキ、抹茶チョコ、ついでに乳酸菌飲料、インスタントラーメン…。これらの商品に使われているのが、不二製油グループ本社(以下不二製油HD)の製品だ。

 同社の製品が使われる商品は幅広い。クリーム、チョコレート、マーガリン、パン生地、アイスの素材、ビール酵母を発酵させる大豆ペプチド、ハムの「つなぎ」。上の写真は使用製品の一端だ。

 不二製油HDは「食感、品質や生産性を向上させたい」という食品・飲料メーカーの要望に応え、パームや大豆などの植物から「機能」を引っ張り出して提供するBtoBメーカーだ。