不祥事の時こそ企業の哲学・覚悟を示せ

「特集 謝罪の流儀 2017」(12/18号)

 私もかつて不祥事を経験し、謝罪会見をしたことがある。その際、「最終責任はすべて自分にあり、再発防止に全力を注ぐ」と説明をした。これがどの程度奏功したか分からないが、その後厳しい追及はなかった。2017年は多くの企業で不正が発覚した。しかし、発覚から公表までの遅さやルール順守への意識の低さが目立ち、会見内容は納得できる水準ではなかった。問題をどう改善するのか、根本的な企業の姿勢が示されていない。不祥事の時こそ、企業の哲学や覚悟が知りたい。

山田 英樹(神奈川県、公務員、52歳)

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1028文字 / 全文文字

【春割/2カ月無料】お申し込みで

人気コラム、特集記事…すべて読み放題

ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「往復書簡」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。