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一部の層に厳しくすると悪平等にも……

「特集 哀しき年収1000万円世帯」(11/26号)

 「哀しき」というのは微妙な感じもするが、確かに年収が1000万円を超えても、700万円、800万円の時に比べ大幅な余裕が出たかといえば、そうでもない気がする。所得税率が上がるので可処分所得の差は縮まるし、収入が多い代わりに付き合いなど費用も多く、単純な増収とはいかず、「割に合わない」とも言える。逆に我が身でも、管理職を外れ、定年で第2の職場に移ったことで、年収が半分になったが、減収幅ほどの大きな違いは感じない。今の年収では以前と比べ、税金はゼロに等しいものであり、それは喜びよりも驚きのほうが大きい。1000万円は一つの目標であり、一部の層にあまりに厳しくするというのでは、夢も希望も薄れ、悪平等にもなりかねない。選挙対策にとらわれない改善を期待したいものである。

匿名希望(新潟県、相談役、62歳)