小規模の会社の再起事例こそ大切

「特集 失敗を力に変える 七転び八起きのメカニズム」(10/15号)

 日本では一度失敗すると二度と立ち上がれない、という社会通念と仕組みが今でも一般的だ。本特集では、スティーブ・ジョブズのような結果的に大成功を収めたケースに焦点をしぼるのではなく、日々苦労している小規模の会社を取り上げているのが印象的だった。小さな組織の話を盛り込んだことで、日本で起業を志す方々に大きな示唆を与えたことだろう。

 ビジネスに失敗してそこから立ち上がろうとするとき、当事者の強い思いも必要になるが、それだけでは八起きにつながらない。事業の立ち上げを数回経験した私にとっては低利・長期の資金融資と経験を積んだ良き先達の存在という2つが必須要件だった。起業を目指す人以外にも、既存組織内で新規事業を立ち上げる際にも参考になると思う。

吉見 満雄(鹿児島県、NPO役員、81歳)