蓄積情報が金融機関の活路に

「特集 もう銀行はいらない」(9/18号)

 長年、金融機関に身を置いた者として、特集を内心じくじたる思いで読んだ。確かに、自由金利、直接金融並びにグローバル社会へと世の中が変わってきており、企業の需要も大きく変貌している。金融機関のビジネスモデルも変化してきているのは確かだろう。しかし、金融機関にはほかの一般の企業に比べると、組織を横断した情報の蓄積が数多くある。これらの情報を活用した新たなビジネスモデルによる事業は、従来の規制金利などで稼いできた時代の事業とは異なり、より多くはもうからないかもしれない。それでもネットワークを活用し、規模を生かして、時代を先取りした情報を取引先企業に提供していけば、金融機関の活路はあると期待する。

赤間 廣(神奈川県、無職、68歳)