コンビニ商品、バスに相乗りさせては?

「時事深層 『走るコンビニ』見切り発車」(8/28号)

 コンビニエンスストア各社が移動販売車を増やし、高齢者など買い物難民の多い地域へ直接販売に向かう取り組みには大変感銘を受けた。しかし、日本中で人手不足が話題とされる中、コンビニ側も移動販売拡充に向けて人員を大幅に増やすことは難しいだろう。それならば、「貨客混載」のアイデアを取り入れたらどうだろうか。バスやタクシーの空いたスペースを利用して、貨物を運搬する取り組みで、各地で実証実験が始まっている。過疎地域でバスなどがコンビニに立ち寄り、できるだけ商品を多く積む。そして通常のコースを走った後に、高齢者が多く住む地域を訪れ、商品を届けることができたら効率的だ。

柿埼 和男(東京都、会社員、54歳)

編集部から

 買い物難民が生まれるのは、その地域に出店してももうからないからです。もうかるのだったら新しいお店を建ててしまえばよいのです。買い物難民の解消という課題は、もともともうからない前提からのスタートとなります。社会全体で知恵を絞らなくてはなりません。

 解の一つが、ご指摘のような「貨客混載」になるのかもしれません。問題は、コンビニエンスストアの商品には冷凍食品や生鮮品など、特別な冷凍・冷蔵装置が必要なものもあることです。また、商品の詰め込み作業にも時間がかかります。誰がその手間やコストを受け入れるのか。関係省庁の枠を超えた働きかけが必要になりそうです。

/藤村 広平