ステルス戦闘機は必要か

「テクノスコープ 空中戦のルールを変える」(7/17号)

 米ロッキード・マーチンの「F-35AライトニングⅡ」の記事を読んだ。映画「トップガン」を想起させるが、操縦できるのはエリート中のエリートである。とはいえ、空中戦はいかに先に発見するかが重要なのは変わらず、ステルス戦闘機の需要は増えていくのだろう。過去に事件はあったものの、ロッキード・マーチンの最先端技術は高いライセンス料になるのもやむを得ない。戦闘機の購入額は不透明だが、とてつもない金額であることに変わりない。防衛省は最先端のものを求めるが、ステルスは日本の自衛隊に必要なのだろうかとも今さらながら感じた。

竹内 宏和(愛知県、農業見習い、62歳)

編集部から

 ステルス技術は目的ではなく、手段です。重要なのは「ステルス機能を有するかどうか」という話ではありません。ましてや「日本の防衛にステルス機が必要なのか」という話でもないと私は考えています。

 日本を取り巻く東アジア情勢を鑑みれば、ステルス技術などを活用して、航空戦を有利に運ぶことができるポテンシャルを備えた戦闘機が日本にあるということが重要です。その事実が、仮想敵国をして日本に航空戦を仕掛けることを思いとどまらせる抑止力になるでしょう。結果として日本の防衛に貢献することになります。

 同盟国と同じ機体を導入すれば、保守管理などでも協力体制を構築しやすくなります。それは経済性を高めるだけでなく、相互運用性を高めることにもつながります。

/井上 孝司=テクニカルライター