カリスマは勇退後も挑戦しファンを増やす

「特集 カリスマと老害」(7/9号)

 印象的なカリスマ社長の交代劇を一つ選ぶなら、私は迷うことなく髙田明・元ジャパネットたかた社長を挙げるだろう。特集でも触れられていたが、ジャパネットの顔でもあった髙田氏の引き際は実に素晴らしかった。そして退任後にサッカーのJリーグチームV・ファーレン長崎の社長に就任するという“想定外”の新たなチャレンジを始めたことには驚かされた。カリスマ経営者の中には、自分が築き上げた会社に未練があって後任者を追い出してしまう人もいる。ところが髙田氏は、ジャパネットと協働して、「スポーツ×地域貢献」というベンチャー精神あふれる新たな挑戦の道を選んだ。カリスマ社長が退いた後、業績が低迷する企業が多い中、ジャパネット連合はカリスマ勇退でさらなるファン層をつかんだ数少ない例ではないだろうか。

畑山 千香(東京都、会社員、33歳)