富裕層アピールを嫌う意識

「特集 富裕層はどこへ行った?」(6/18号)

「外車を乗り回す」という言い回しには、「派手な生活をしている」「調子に乗っている」といったネガティブなニュアンスが含まれています。一種の陰口です。こうした言葉が使われている状況で、実際に外車を乗り回すのは勇気がいります。女性を対象に「彼氏が乗っていたら嫌だと思う車」を聞いた消費者調査では、改造車やオープンカー、高級車といった、いわゆる「目立つ車」が上位になったそうです。外車を乗り回し、富裕層であることをアピールするのは下品だと受け止められているのです。日本国民の多くは「1億総中流社会」を理想と考えているから、富裕層も表向きは中流を装うのではないでしょうか。これではトリクルダウンなど起こりようがありません。

角田 保弘(福島県、自営業、55歳)

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