グローバル競争を生き抜くモデル

「企業研究 オムロン」(6/4号)

 企業の競争がグローバル化するなかで、企業の栄枯盛衰の歴史は貴重な示唆を与えてくれる。オムロンは立石電機の頃から知っているだけに有意義な記事だった。今では血圧計や歩数計などのヘルスケア事業や、自動改札機といった社会システム事業でおなじみだ。創業者の立石一真氏の創造的な意欲が社員に浸透し、世界初の無接点スイッチ開発や日本初の「福祉工場」を展開した。京都発の企業を見ていると、個人創業でも経営を家族内にとどめず、能力ある社員に広く門戸を開いている。一つの事業にとらわれず、新規分野を開拓する企業が多い。環境や時代の変化にうまく適応している。資源の無い日本企業が厳しいグローバル競争を生き抜く知恵のモデルとしたい。

吉見 満雄(鹿児島県、NPO役員、81歳)