社会の動きの背景に高校人脈
「特集 大事なのは高校」(3/19号)
採用において、同じ東京大学の学生でも有名高校出身者を選ぶのが正解だと思う。その学生を採用して幹部になった時、高校の同期生が官僚として出世している可能性が高いからだ。世の中の出来事も、高校を軸に考えると分かることもある。三越と伊勢丹の経営統合が発表された時は衝撃だった。
あまりに特徴の異なる百貨店同士で、社長も東大卒と慶応義塾大学卒。しかし、社長2人は共に開成高校の同窓生だった。高校の規模は大学よりも小さい。その分、人間関係は濃密だろう。特に開成のような中高一貫校であれば、多感な6年間を共に過ごすことになる。先輩後輩とも強いネットワークを築いていると思う。
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