「スメハラ」で職を失う可能性も

「スペシャルリポート 広がる『ハラスメント』 『におい』も標的に」(1/15号)

 知り合いの大工にこんな話を聞いた。「ある大工がハウスメーカーの仕事を請け負った。彼は喫煙者で、仕事の合間にたばこを吸っていた。その結果、完成した家がたばこ臭くなり、ハウスメーカーは家主から『こんな家では子どもを生活させられない』と抗議を受けた。この話が業界全体に広まり、ハウスメーカーは喫煙者の大工に仕事を発注しなくなってしまった」。仕事の合間にたばこを吸えば、その煙が建築中の家に流れ込む。家の中がたばこ臭くなるのは当然で、新築物件が中古物件のような価値になってしまう。話を聞いた大工も喫煙者だったが、仕事がなくなると困るので禁煙したそうだ。臭いの重要性を物語っている。

角田 保弘(福島県、自営業、55歳)